友達がみな結婚してしまい、
気付いたらヒマになってしまっていた。
友達にはキラキラした子が多かったため、
「製鉄所の工場見学」などというコアなアクティビティに興味があることをなかなか言い出せなかった。
しかしせっかく一人の時間ができたのだし、
「友達からどう思われるか?」など気にせず
賢くなれそうな活動に飛び込んでみたくなったのだった。
こんなところに女性一人で行っても大丈夫なのか?
そのあたりも含めて感想まとめますので、
お時間ある方はどうぞ。
日本製鉄君津地区(君津製鉄所)は関東住みにとってアクセスし易い製鉄工場だ!
日本製鉄君津地区(君津製鉄所)とは、
日本製鉄株式会社所有の東京ドーム220個分とクソでかい大きさの製鉄工場です。
2007年にTBSで放送された木村拓哉主演の「華麗なる一族」のドラマのロケ地になったり、
天皇陛下が視察に訪れられたり、
海外からも偉い人が視察に来たりしているすごい工場なのです。
また現在でも、工場廃棄物が地元でニュースになったり、
戦前には旧会社が対朝鮮間で問題になったりもしている、
歴史ある巨大企業です。
日本国内いろんな場所に製鉄工場がありますが、
都内からのアクセスが楽で、デカい、歴史的にも有名、
と三拍子揃っているのがこの君津製鉄所、日本製鉄君津地区なのです。
とにかくスケールのデカい工場見学に圧倒されたい!
でも都内から日帰りしたい!
というワガママをかなえてくれるアクティビティになっています。

デカい!行きやすい!有名!!
日本製鉄君津地区工場見学の申し込み方法と行き方
申し込み方法
1人で行く場合、参加できるのは
1か月後以降の第1か第3の月曜日の午前中の回のみ。
予約は電話のみ受け付けています。
詳しくは公式サイトのココをチェックしてください。
一人でも「えっ一人なんですか!?」とか言われることもなく親切に受け入れてくれるので、勇気を出して電話しましょう。
(同業者はNGらしいww
まぁウソ言ってもバレないと思うが。
それにこの規模の工場を見たところで模倣できまい)

1か月以上先の第1か第3月曜日に有休を取ってね
行き方
見学会は東京駅8時発の高速バスの到着時間に合わせてスタートできるようスケジュールが組まれています。
なので東京駅8時発の高速バスを利用するのが一般的なアクセス方法になります。
バス停はバスターミナル東京八重洲という大型のバス発着所です。
東京駅から歩いて5分くらいかかるので(地下直通通路あり)、
7時半には東京駅に着いていると安心。
乗り込む路線名は日東交通の木更津~東京線、君津製鉄所行き。
料金は大人1名1600円
ちなみにこのバスは予約ができません。
さらに高速道路を走るので立って乗車もできません。
混雑時は補助席を出す、とのことなのですが、
先着順で座れなかった場合は乗車拒否になるらしいww
そんなことあるんか
ちなみに私が行った時は修学旅行の時に乗るみたいな大型のバスに
5~10人くらいしか乗っていなかったので、
基本的にはあまり混まない路線なのだと思います。
「乗れるか分からない」とか言われると心臓には悪いですけどね。。。

運賃の1600円は降車時に現金かsuicaで払う。
遠い
私は都内多摩地区から東京駅へ向かい、
東京駅から高速バスで君津と向かいました。
アクアラインに乗って千葉に行くのが初めてだったので、
海の上を通るようなアクアラインの景色を思いがけず楽しむことができて感激しました。
ところが、
東京⇔千葉間をアクアラインで行き来する人にとっては常識らしい「事故渋滞のヤバさ」も
帰り道では身をもって味わうことになりました。
私の行った日の帰るころにアクアラインで事故があったらしく、
バスは途中で自転車に抜かされるほどの速度に。
行きはまぁ1時間半くらいで着きましたが、
帰りは4時間くらいかかりました。
本来そんなに長い乗車時間ではないため、
トイレ休憩もなくサービスエリアにも寄らないので本当に大変でした。
バスの混雑率ですが、
行きも帰りも10人以下の乗車人数でかなり快適でした。
行きに近くの座席でサンドイッチをバリバリ食べていたおじさん(一人)とは東京駅から一緒だった上に一緒に工場見学もして、なんなら帰りのバスも一緒になったがお互いに一言も交わさず、目も合いませんでした。
オッサン、ありがとう。(女性のソロ活はナンパと隣合わせ)
行きはスイスイ進んでいるように思えたものの、
バスから降りたのは集合時間の5分前とかだったので、
広大な敷地内を見学受付を探して猛ダッシュすることに。
こうやって思い返してみると、電車で行った方が良かったのか…?

アクアラインの交通状況で柔軟に変えるといいのかも。。。
私ひとりだけバカなのがバレる!かとハラハラした見学内容
見学コースは約90分(概況説明10分、ビデオ10分、見学60分)
無料です。
まず、入り口から入るとすぐ博物館的なエリアがあって、
そこが待合所になっています。
時間になると担当者が声をかけてくれるので、
会議室的なところに10~20人通されます。
私が行った時のツアー同行者は、
小さい子供のいる3名の家族連れ1組、
若い女性の2人連れ1組、
男性の1人客2~3名、
私、だったと思います。
この会議室で簡単に君津製鐵所のあらましを説明してもらえます。
この時「製鉄とは」という説明の中で、
担当者が「鉄は何から生成しますか!?」と聴衆に質問する一幕がありました。
私は「なんだろ?」と全くイメージが湧かなかったのですが、
私より若い上に見た目にはギャルっぽい女性の二人組が「鉄鉱石とコークスです」とゴリゴリに正答をキメてきたのでめちゃくちゃビビりました。
この中で一番バカなのアタシじゃん…と肝を冷やしたものの、
まぁ知らないことを知りに来ているわけなのですから、
結果的には良かったということです。トホホ…
といってももちろんえ!?そんなことも知らないの!?と無知をなじられるようなことはツアー全体を通してもなかったですし、
黙っていたってもちろん大丈夫ですのであまり心配しないでくださいね。
その後ヘルメットを貸し出され(なんか臭くて辛かったです)、
見学者用マイクロバスに乗り込んで施設内を見学します。
施設内はクソ広く、
この施設のためだけの信号、横断歩道、電車までもがあり、
まさに鉄のためだけに生み出されたSFに登場する工業都市といった風情です。
この異世界感が君津製鉄所の大きな魅力だと思います。
バスは途中数か所で停車し、車を降りて実際に工場内部も見学します。
これがまたスゴい!
ぜひ実際に行って五感で体感してほしいのですが、
鉄の展延の時の鈍く赤く光る鉄の息遣い、
また巨大な鉄がダイナミックに冷却される工程(ものすごい音と熱気、水蒸気が出る)には、
ツアーに同行していた子供が「こわい!」と言ってその場でうずくまるほどの迫力でした。
また、想像を上回る巨大な溶鉱炉の前で写真撮影することもできます。
「華麗なる一族」のドラマでの使用されたカットですね。
この場所以外での写真撮影は企業秘密のためできません。
車で移動する道中では、
この企業の「商品在庫」である、
パイプ状だったりコイル状だったりする巨大かつ膨大な鉄が野ざらしで積み上げられており(鉄なので雨にぬれても大丈夫なのだ)これもまた見たことない光景として異世界感を演出しています。
興奮冷めやらぬうちに会議室に戻り、質疑応答が設けられます。
この時はもう私はバカだという恥ずかしさもすっかり忘れ、
いろいろ質問してみたい気分になっていたのですが、
ものすごいしゃべりのうまいガイドさんのおかげで、
聞きたいことはたいてい先回りして説明してくれてて、
ききたいことはもう残ってない、という感じでした。
展示コーナーは小綺麗ですが、
例えばクロネコヤマトのクロノゲートのような面白い工夫があるのではないので、
一つ一つを頑張って読む必要があります。
おみやげに、いかにも就活の時に企業説明会で配っている!という感じのダサめのクリアファイルをいただきましたが、
このちょいダサな無骨なデザインがすごく気に入っていて、今でも使っています。

自分の頭の悪さとかどうでも良くなるくらい大迫力!
異世界転生体験
私の普段の暮らしは、都内の職場と、スーパーと、ダイソーと、病院くらいにしか行ったことのない、小さな世界でした。
そんな私からすると、
このような恐ろしく大規模な工場で、
見たこともない巨大な製品(鉄)が、
見たこともないような大きさの水蒸気をもうもうと立てて、
ものすごい轟音と熱と共に生み出されているという光景がカルチャーショックでした。
でも、この製鉄所でずっと働いてきた人がいて、
この製鉄所を身近に感じながら近隣で暮らしている人たちもいるということ。
そして私もどこかでこの製鉄所の製鉄した鉄を触ったことがあるかもしれないし、
この製鉄所の作った鉄によって可能になったサービス(電車とか)を利用したこともあったんだろうな、
ということが衝撃でした。
電車乗ってて、この鉄がどこで作られたか?なんて、
そんなこと、これまで一度も考えたことありませんでしたから。
でも私が知らなかっただけで、
今まで製鉄所と無関係じゃない暮らしをずっとしてたんだなということに気づき、
恥ずかしくもあり、嬉しくもあると感じました。
それだけでなく、例えばディズニーランドみたいな「非日常空間」が同様にあると感じ、
まるで巨大なモンスターの息づく魔法の世界に迷い込んだようでもありました。
とにかくものすごく楽しかったです。

テーマパークなのよ
まとめると
いろいろ工場見学は行かせてもらいましたが、
この君津製鉄所はぶっちぎりでおすすめです。
スケールのデカさ、非日常感はディズニーランドといってもここまでではありません。
また、近代において鉄の生産力は国力に直結するとまで言われてきました。
都会でぼんやり生活しているとあまり意識することはないかもしれませんが、
鉄鋼メーカーとは私たちの便利な暮らしを根底で支えている非常に重要な産業です。
知っておいて損はありません。
日帰りで自分の世界をぐっと広げられる、
めちゃくちゃおススメのアクティビティです!

ヘタに国内旅行行くよりも満足度の高いアクティビティ
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この記事を書いた人:
一人で生きるハムスター
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