三鷹にこんなマニアックな博物館があることはあまり知られていないのではないだろうか。
異常に詳細かつものすごいボリュームがあり、
事業のいっさいがっさいを一滴も逃さず後世に伝えたるぞというNTTの執念を感じる。
内容が非常に難しい展示だが、
あなたがこれまでに触ったことのある物品も必ず展示されているはずだ。
あまり開館していない
見学は無料だが、
そもそも開館している日が少ない。
一週間のうち、木曜日と金曜日しか開館しておらず、
開館時間も13時〜17時と短い。
私も急遽、病欠者の穴埋めで出勤した都合で予定が空いたので向かうことにした。
事前予約などは必要ないが、
見学に有人ガイドをつける場合は予約が必要だ。
これほどまでに開館時間が短いので、
けっこう混んでいるのかな?と思いきや、
あまりにも誰もいなくて恐怖を感じるレベルだった。
私が行った時は2時間程度滞在したが、
私以外にいたのは1人客の男性計2人と親子連れ一組のみであった。
人間のガイドだけでなく、
iPadのガイドも貸し出している。
しかし私はスタッフの人に声をかける勇気が出ずガイドを借りることができなかった……。
というのも以前、造幣局を見学した際に嫌なおもいをしたので……
詳細はコチラ
とはいえ展示の内容がかなり難しいので、
iPadでも人でも、ガイドはあったほうがいいのではないかと思う。

予定を開館時間に合わせるのが難しい
三鷹からアクセス
北口からバスで15分くらいだ。
「武蔵野市役所前」に着ければそこから歩いて5分くらい。
なので、「武蔵野市役所前」が止まる路線のバスであればどれに乗ってもいい。
運良く目的地直通の「NTT武蔵野研究開発センタ」行きのバスが来たら、これに乗って「NTT武蔵野研究開発センタ」で降りれば目の前だ。
時刻表はコチラ

駅から遠いところにあるが、バスがよく通るところにあるのでアクセスはいいぞ
展示の内容
最初は電話の歴史をたどる展示からスタートする。
となりのトトロを見たことがあれば、
古い時代に電話がどのようであったか、イメージをつかみやすいと思う。
かなり原始的だった電話通信はその後100年くらいで猛成長を遂げ、
現在は私たちがこうして手に持っているスマートフォンなど活用されるに至っているのだから、大したものだ。
次いでなんとも形容しがたい「機械の板」が連続して展示されているエリアに入る。

これはなんなのだろう?
と展示の説明を読んでみても、
「ノードとトランスミッションが、……」とある。
このへんがマシで難しいゾーンだ。
理解できるのはたぶん同業の通信関連の技術者くらいであろう。
せっかく労力を払って来たのでなんとか理解したく、一生懸命読んたのだが、
20年くらい前にファイナルファンタジー13がリリースされた時に、設定が難解過ぎて2chを中心にネタにされてしまった時の、
「ファルシのルシをパージする」状態であった。
この博物館が何を言ってるのかわからねぇ……
と自信を打ち砕かれ、朦朧としながら展示を眺めていると、
最初のエリアよりは多少身近な技術の展示となっているのだが、
「わからない」先入観のせいで自分が「学ぶモード」に切り替わらなくて苦労した。
たとえば現在も、大陸と我々日本を情報分野でリアムタイムにつないでいる海底ケーブルの断面図の展示だ。

また、もっと私たちの生活に近いところで、マンホールの中での電線ケーブルの実際の運用の断面図もある。

こういうのって起業秘密じゃないのかな?
まぁ、技術者でもなければ見ただけでは何がなんだか分からないが…

これは光ファイバーの製造方法の展示だったかな?
鍾乳洞みたいだ。
こんなものが私たちの通信環境に不可欠なものだとはなかなか結びつかない。
しばらく進むと更に分かりやすい(当館比)、
馴染みある物品の展示が続く。

特にこの携帯電話の展示などは、自分が使っていた機種がある人も多いのではないだろうか。

またこの一般的かつ家庭的な電話機であるが、
パーツの一つまで残さず後世に残すぞというNTTの執念のようなものを感じた。
もう100年したら、この資料館の価値は跳ね上がるのかもしれない。

私の祖父が高校の入学の時に送ってくれた電報(30年くらい前だ)など思い出のアイテムにも巡り会えた。
NTTが、一つの会社として事業をまわしてきた以上に、
国内の人々の暮らしに何年も深くかかわってきた企業であることが分かった。

目に見えない技術ながら、私たちの生活に欠かすことのできない通信技術の今昔についてあますことなく学ぶことができる。理解できるかは別だが……
すげえペーパークラフトがもらえる
見学終了後、アンケートに答えるとおみやげに立派なペーパークラフトがもらえる(無料)。
私が行った時は電話交換機のペーパークラフトをもらった。
実際に作ると1時間くらいかかる大作であり、
こういう工作は昔から好きなので楽しんで作業したが、
完成品に馴染みがないので(笑)
完成してもなんじゃこりゃ、という感じだった。
もし選べるのならなじみのある完成品になるやつの方がより楽しめるかもしるない。

ちなみにけっこう安価でメルカリで買えるのでいろいろ集めてみてもいいかも
備考:通信技術は新たな局面へ、楽天モバイルの展望
こうして展示を拝見していると、
最近、新たに通信インフラに参入しようとしている楽天が
ものすごい壮大な挑戦をしているっぽいこともわかる。
不利な戦いで赤字も続いているが、
長期的に見てたぶん、
楽天が現在、借金をしてまで基地局をたくさん建てていることは、
将来私たちの暮らしを豊かにするのではないかと。
というのも、私たちのスマホでの通信量が、
今後増えることそあれ、減ることはないだろうと思うからだ。
大容量通信にはこうした物理的な投資が不可欠だ。
しかしあまりに費用が膨大なので、できる企業は多くはない。
日本生まれのecサイト楽天が手を上げてくれたことが、今後いい方向に作用することを祈っている。
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一人で生きるハムスター
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